熱海市の土石流災害の起点にある盛り土は神奈川県から搬入か 静岡大学の教授が研究結果を報告 静岡県
熱海土石流の起点の盛り土について専門家は、神奈川県から運び込まれた可能性があるという調査結果を公表しました。
熱海市の土石流災害について、現地調査をしている静岡大学の北村晃寿教授は、29日、静岡県庁で研究結果を報告しました。北村教授は崩落していない土砂の中から、300万~90万前に堆積されて作られたとみられる軟質泥岩礫という土が見つかったと報告。これらは神奈川県の大磯丘陵や相模川に分布されているもので、非常に軽く崩れやすい固さだと説明しました。
北村教授はこれまでも、土砂は神奈川県小田原市などから運び込まれた可能性があり、斜面崩壊につながる特性があると指摘してきました。