【能登半島地震】「穴水町担当は静岡県だけ。徹底的にやる」 川勝知事が被災地支援に力こぶ 『南海トラフ』の課題も浮かぶ

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静岡・川勝平太知事:「極めて深刻な事態でございまして、お亡くなりになられました方々のご冥福を心からお祈り申し上げ、また現在被害に遭われた皆様に対しましても心よりお見舞いを申し上げたいと思います」

 4日行われた川勝知事の新春会見。冒頭、能登半島地震に関する県の対応について言及しました。

静岡・川勝平太知事:「被災市町の災害対策本部の機能を支援する災害マネジメント支援チーム4人が、前日から(石川県)穴水町に入っている。東日本大震災の時に、なんと1週間以上経ってから、全国知事会から岩手県担当と言われたが、今回、穴水町に要請が入ったので、今回丸2日で入ったので喜んでいる。穴水町の担当は本県だけ。ですからそこは徹底的にやりたい」

 静岡県は現在、石川県へ緊急消防援助隊239人、広域緊急援助隊警備部隊66人などを派遣しています(広域航空隊4人、災害派遣医療チームDマット36人)。また、今回の震災を通し、県内で甚大な被害が予想される南海トラフ巨大地震の対応について、課題が出てきたといいます。

静岡・川勝平太知事:「南海トラフの巨大地震が起こると最も心配されるのは、原発の事故と複合災害ということで、仮に原発に事故が起こる可能性が出てくると避難しなければならない。 避難先として12の都府県と協定を結んでいると思う。ですから、私は最初はそういう連携というか避難の時の協力関係ができている市町を教えてくださいと、そこと連絡をとって、利用しようかなと思ったわけでございます。ただ、今回のような仮に厳冬期に南海トラフ巨大地震が起こり、そして原発周辺の方が避難しなくてはいけない場合、冬の道をどういうふうに日本海に入っていくのかという問題が確かにある。ですから、いくつもの考えるべき事柄が今回の能登の地震で出てきている」