膝手術10回…清水エスパルスDF吉本一謙が引退決断「納得するプレーが難しい」
J1清水エスパルスは10日までに、DF吉本一謙(32)が今季限りで現役を引退すると発表した。
吉本は2007年、FC東京U―18からトップに昇格。FC岐阜、水戸ホーリーホック、アビスパ福岡などでもプレーし、昨年7月、清水に完全移籍で加入した。同年は5試合に出場したが、同9月の練習試合で左膝内側半月板を損傷し、全治約4カ月の診断を受けた。その後、手術とリハビリを経て今年10月にチームに完全合流していた。しかし、膝の手術が現役生活10回目だったことも踏まえ、「自分が背中を見て育ってきた偉大なる先輩たちのように、毎日練習を休まず全力でプレーしてチームの見本となること、自分自身が納得するプレーをすることが来季以降の自分には難しいと思ったからです」と、14年間のプロ生活にピリオドを打つこと決断を説明した。
16日の今季J1ホーム最終試合仙台戦後には、吉本の引退セレモニーが行われる。