牧之原市の突風「一部は竜巻と推定される」 静岡地方気象台が発表 罹災証明書などの申請受付始まる
静岡県牧之原市内で18日に発生した突風について、静岡地方気象台は一部を「竜巻と推定される」と発表しました。
静岡地方気象台によりますと、18日午後4時に発生し牧之原市勝田から勝間にかけて被害があった突風について「竜巻と推定した」ということです。根拠として突風発生時に活発な積乱雲が通過中だったことや、被害や痕跡が帯状に分布していたこと、「ゴーという音が移動した」という証言が複数得られたことなどを挙げています。突風は風速およそ35メートルと推定され、強さを表す「日本版改良藤田スケール」で6段階で1番低い「JEF0」に該当するということです。
また午後3時50分ごろに発生し、牧之原市須々木から大沢にかけて被害があった突風については「竜巻の可能性があるが特定には至らなかった」としています。
申請者:「屋根がなったもんですから、中のこういうのが全部雨もりがして全部やって」
市職員:「こちらで申請書のほう書かせていただきますので、お願いします」
一方罹災証明書などの受付も、20日から牧之原市の総合健康福祉センターで始まっています。罹災証明書は自然災害により住宅などが被害を受けたことを証明するもので、保険金などの請求に使用されます。
申請者:「瓦がめくりあがりまして何枚か屋根瓦の破損しまして。びっくりしましたねまさか自分の家が…」
市によりますと午後3時までに罹災証明書の申請が6件、被災証明書の申請が9件あったということです。市は「申請期限は6カ月以内ですが、できるだけ早めに申請してほしい」と呼び掛けています。