近くには小学校…早い捕獲を クマの通り道に新たなワナを設置 クマの出没相次ぐ静岡・富士宮市
11月13日から15日にかけて、体長1.8mほどのクマに「烏骨鶏(うこっけい)」35羽が食べられる被害があった静岡県富士宮市人穴の農場で、20日新たなワナが仕掛けられました。
ワナは西富士山麓猟友会と富士宮市が仕掛けたもので、縦1メートル、横2メートルの鉄製です。ふだんはイノシシの捕獲用に使われている大型のワナで、中央に置いたハチミツにおびき寄せられて、クマが中に入ると入り口が閉まり、中から出られなくなる仕組みです。ワナは、今回、クマが通ったのではないかとみられる動線上に置かれました。
西富士山麓猟友会 藤巻哲雄副会長:「習性的にまた同じところ を出入りするのではない かという事と、被害にあった鶏小屋に近いからね。比較的可能性があるんじゃないかということで」
21日これまでに新たな動きはありませんが、近くには小学校などもあり、関係者は一刻も早い捕獲を目指しています。