「本当に来てよかった…」 狩野川の夜空に咲く大輪の花火6000発が観客を魅了 感染対策と両立も 静岡・沼津市
日中から観客のテンションはヒートアップ
7月30~31日と2日間にわたって静岡県沼津市で開かれた「狩野川花火大会」。例年およそ30万人が訪れる沼津市の一大イベントですが、2020年と2021年は新型コロナの影響で中止され3年ぶりの開催となりました。
富士市民(50代):「久しぶりだからにぎやかな所を見たいなと思って来た」
Q:新型コロナの感染者が増えているが不安はなかった?
富士市民(50代):「やはり怖いところはあったが、実家がこっちにあるので実家に立ち寄りながら来た」
神奈川県民カップル(20代)男性:「僕が初めて来たのが3年前だったので、ようやく来れた感じで。久々に見られるのがずっと楽しみだった。彼女との初めての花火なのでドキドキします」
Q:浴衣姿ですが、浴衣を着られたのはいつぶり?
同カップル女性:「3年か4年ぶり」
Q:3年ぶりの浴衣は?
同カップル女性:「テンション上がります!夏だなと思いました」
Q.きょうは彼氏と一緒に来て、浴衣も着てどんな気分?
同カップル女性:「すごい幸せです!」
屋台の店主も盛り上がりに期待
祭りの目玉は花火ですが、祭りならではのグルメも欠かせません。打ち上げ3時間半前、歩行者天国になった大通りに並ぶ屋台には至るところに行列が…。
Q:客の入りは?
屋台の店主:「久しぶりなので、だいぶにぎわっています」
Q:売り上げは?
屋台の店主:「まあまあですね。夜これからですからね」
Q:意気込みは?
屋台の店主:「気合はだいぶ入っていますよ」
別の屋台の店主:「3年ぶりだけど(売り上げは)8割ぐらいかな。暗くなってくると(客が)増えてくるので、これから期待している。そろそろ通常モードに戻らないと経済が回らないと思うので」
3年ぶりの開催に漕ぎつけるために、屋台の出店にも対策が―
吉川誠ディレクイター:「花火大会と言えば、かき氷や焼きそばなど屋台グルメも楽しみのひとつですが、今年は感染対策のため出店数を減らしているということです」
飲食スペース限定で観客は…
今年は出店数を半分に減らし、混雑緩和のため屋台と屋台の距離を2メートル以上確保。さらに食べ歩きを防ぐために、飲食スペースを近くの公園に限定する対策も―
Q:今回は公園の所だけで飲食が限られているが、知っていましたか?
飲食スペースで食べている
河津町民(20代)と埼玉県民(30代):「知らなかったです。行ってみて初めて知りました。コロナ前のようにマスクしないで食べながら飲みながら歩いていけるようなそんな時代が戻ってきてほしい」
一方で、こんな人たちも…。
吉川誠ディレクイター:「あ、路上で食べている人もいますね」
ルールが十分に周知されていないのか、立ち止まってはいるものの、飲食スペース以外で食事をする人の姿もありました。
感染対策は花火の観覧時にも。今年は打ち上げ時間を1時間から45分に短縮。有料の桟敷(さじき)席の定員は3分の2に減少され、その場での飲食も禁止されました。桟敷席を取っているというこちらの2人組は…。
Q:桟敷席で飲みたいなという気持ちは?
伊豆の国市民:「それは飲みたいですね」
沼津市民(50代):「このあとどうしようか正直迷っている」
伊豆の国市民:「毎年そうなので、飲みながらという感じなので」
沼津市民(50代):「飲みたいことは飲みたいですよ。だけどパンフレットに書いてあったので、その時間だけは我慢しようという感じ」
待ちわびた3年ぶりの花火大会
午後7時半。いよいよ3年ぶりの狩野川花火大会が始まります。多くの人が沼津の街を彩る、この花火を待ちわびていました。
午後8時すぎ、いよいよフィナーレ。ラストを飾るのは「空中ナイアガラ大瀑布」です。
御殿場市民(50代):「本当に来てよかった。ものすごく感動しました。この年でこんないいものを見られるなんて思いもしなかった」
埼玉県民男性(30代):「すごかった」
愛知県民女性(20代):「また来たい」
埼玉県民男性(30代):「今まで見たことがないような花火で」
Q:コロナ感染者が増えている中だったが心配は?
愛知県民女性(20代):「心配だったけど花火を見たら吹っ飛んじゃった」
Q:花火を見てどうだった?
沼津市民父親(40代):「やっぱりいいですね。夏に花火は最高ですね。本当にうれしい気持ちになった」
子ども10歳:「めちゃくちゃ久しぶりに見てすごかった。ナイアガラでずっとバーっと出ているのが印象に残った」
神奈川県民(20代):「距離が近くて花火の大きさも間近に感じられて、本当にきれいな花火が多かったので本当に見に来て良かったなと感じた」
埼玉県民(20代):「夏はみんなで集まって祭りで楽しんだり花火を見たりして夏が来たなというのを実感したいといつも思う」