土石流災害から1カ月…5人の行方わからず 県の復旧・復興チームが始動 静岡・熱海市
静岡県熱海市で大規模な土石流が発生してから、きょうで1か月。いまだ行方がわからない5人の捜索が続いています。現場から中継です。
林輝彦アナウンサー:「土石流災害から1か月が経過しました。現場では発災時刻に合わせて、川勝知事や斎藤栄熱海市長らが犠牲者を悼み黙とうしました」
「黙とう!」(サイレンの音)
亡くなった被災者の長男:「なんでこんなことになったんだろうって。(母には)弟と2人でなんとかやっていきますと伝えたいですね」
熱海市の土石流災害ではこれまでに22人がなくなり、依然5人の行方がわかっていません。
土石流をめぐっては、崩落の起点とみられる上流部の盛り土が被害を甚大化させたとみられていて、県は土石流の発生原因と、盛り土をめぐる行政手続きについて調べるチームを設置し、検証を進めています。
また県は、きょうから復旧・復興チームを現地に派遣し、生活再建のための活動を本格化させます。被災者の生活再建と土石流をめぐる問題の究明など、課題は残されています。