小学校で2年生25人分の「家庭調書」紛失…児童や保護者の氏名、住所、電話番号など記載 静岡市清水区
静岡市は15日、清水区の小学校で児童の個人情報が記載された「家庭調書」の所在がわからなくなっていると発表しました。
不明となっているのは、静岡市清水区の小学校の2年生1クラス25人分の「家庭調書」をとじたファイルです。静岡市によりますと、9日に学級担任が病気で欠席した児童に容体確認の電話をするため、管理職の許可を得て保管庫の鍵を開け、「家庭調書」のファイルを使用しました。その後、「家庭調書」を保管庫にもどし、施錠しましたが、13日に再び学級担任が使用しようとしたところ、自分のクラスの「家庭調書」のファイルが保管庫になかったということです。
「家庭調書」はクラスごとにファイルに閉じられ、専用の保管庫に保管されており、鍵は管理職が管理していたということです。家庭状況の把握や保護者への連絡の際に使用している「家庭調書」は、児童や保護者の氏名、住所、電話番号など個人情報が1枚の紙に記載されている書類で、この学校では入学時に児童に提出させていました。
市では、関係者から聞き取りをするとともに、校内を捜索していますが、いまのところファイルはみつかっていません。これまでのところ、外部への情報の漏えいなどは確認されていないということです。