静岡市が「ハラスメント撲滅宣言」幹部職員によるパワーハラスメント問題の反省から全職員と市議会議員対象に
静岡市で男性幹部職員による部下へのパワーハラスメントがあった問題などを受け、市は1日「ハラスメント撲滅宣言」を出しました。
静岡市では危機管理総室の50代の男性幹部職員が、自身の部下に対して人前での感情的な叱責や、能力の否定をするなどのパワーハラスメントが確認されています。
退職者や長期間療養する職員もいて、事態を重く見た静岡市は、改めてハラスメント行為を防ぐため、1日「ハラスメント撲滅宣言」を出しました。
対象者は難波市長を含めた9776人の全職員と、市議会議員47人です。
長時間厳しく叱責し続けることや、身体に不用意に接触することなどハラスメント行為にあたる項目を示しました。
そしてチェック項目を全て確認した上で「絶対に行わないことを誓います」と書かれた宣言書に、パソコン上で名前を記入して、上司に提出します。
静岡市は「ハラスメント行為を見過ごしたり、黙認したりせず、職員が働きやすい環境をつくりたい」としています。