清水エスパルス、2連敗でJ1400勝持ち越し ホーム連戦で計7失点
<明治安田生命J1:清水エスパルス2ー3横浜FC>◇第12節◇アイスタ
清水エスパルスは横浜FCに敗れ、前節の横浜F・マリノス戦からホームで2連敗を喫した。序盤から攻め込むも、横浜FCの堅い守備を突破できず、前半25分には横浜FCに先制された。しかし、前節同様、清水は前半のうちに試合を振り出しに戻した。同44分、MFヘナトから右サイドでパスを受けたFW金子翔太が、右足を振り抜いた。グラウンダーのボールは、相手GK南雄太の股間を抜き、ゴールネットを揺らした。
これで息を吹き返した清水イレブンだったが、前半のアディショナルタイムに入ってすぐに追加点を許した。流れを横浜FCに渡したままハーフタイムへ。後半も同点にするべく、ハイラインで攻勢に出たが、弱点のサイドバック裏を突かれる展開になった。そして、同5分には、横浜FCのMF松尾佑介が左サイドを駆け上がった。そして、マークについた清水MF岡崎慎をスピードで振り切り、右足でチーム3点目点を決めた。
2点差をつけられた清水のクラモフスキー監督は、選手交代を繰り返した。同24分には、「5人枠」を使い切った。8日間で3試合の過密日程と暑さを考慮した策と見られるが、なかなか状況を打破できない。それでも選手たちはあきらめず、アディショナルタイムには、主将のMF竹内涼がミドル弾を決めて1点差。その後、FWドゥトラが中央の好位置でFKを放つも、相手の作った壁に当たって、そのまま試合は終了した。
清水は開幕5連敗の後、5戦負けなしと奮起していたが、ここに来て2連敗となった。2試合で7失点。J1通算400勝も次節以降に持ち越された。
クラモフスキー監督 残念な結果になってしまいました。前半から、うまくペースを握れませんでした。ただ、選手たちが、最後まで戦い抜いてくれたことは誇りに思います。