「一発大波」にさらわれたか…海に転落した釣り人を漁船が救助 静岡・伊東市
5日午前、静岡県伊東市で釣り人が波にさらわれて海に転落しました。その後、漁船に引き上げられ病院に搬送されましたが、意識はあり、自力歩行も可能だということです。
下田海上保安部によりますと、午前5時10分ごろ、伊東市富戸の門脇﨑付近で釣りをしていた人から「友人が波にさらわれて海に転落した」と、118番及び119通報がありました。駿東伊豆消防本部から救助要請を受けた城ケ崎海岸富戸定置網所属の漁船「第八富丸」が現場に向かい、午前6時ごろ男性を救助しました。救助されたのは神奈川県大和市在住の33歳の男性で、病院に搬送されましたが、自力歩行が可能で意識もあり、命に別状はないということです。男性は友人4人と釣りをしていた、ということです。事故当時、1メートルのうねりがあり、男性は何度かに一度大きな波が押し寄せる「一発大波」と呼ばれる波にさらわれたということです。下田海上保安部によりますと、台風の影響で「一発大波」が発生しやすくなっている、ということです。