記者会見中に揺れが…浜松市で震度３　各地で相次ぐ震度４クラスの地震に専門家は「南海トラフに直接影響しないが…」　静岡県

掛川市役所では…
「地震じゃないですか？」
「緊急地震速報が鳴ってますね」

　地震発生時の掛川市役所。市長の会見中でした。

静岡・掛川市　久保田崇市長：「この後も揺れが来る可能性もありますので、ちょっとお待ち頂ければと思います」

　７日午前９時３０分ごろ、愛知県東部を震源とする地震がありました。震源の深さは１０キロ、マグニチュードは４．６と推定されます。津波はありませんでした。

　この地震で愛知県新城市で震度４を観測。県内では浜松市北区で震度３を、浜松市のそれ以外の区をはじめ、静岡市駿河区、掛川市、牧之原市、磐田市などで震度２を観測しました。また、静岡市葵区や富士市など、広い範囲で震度１を観測しました。県によりますと、この地震による被害の情報はないということです。

「プレート境界ではないので、直接的に影響するとは考えなくていい」

　このところ、各地で相次いで観測されている震度４の地震。南海トラフ地震など巨大地震との関連はあるのでしょうか。

静岡大学防災総合センター　岩田孝仁特任教授：「けさの地震も直接プレート境界（の地震）ではないので、直接的に影響するとは考えなくていい。ただ、昨年から日向灘や南海トラフの周辺地域でも時々気になる地震が起きているのは事実。直接、南海トラフ地震の引き金になると考えるよりも、自然界が私たちに警告を発していると受け止めた方がいい」