富士山静岡側開山からわずか2日で3人が死亡
10日山開きとなった富士山。静岡県側ではわずか2日で遭難が相次ぎ、これまでに3人が死亡しています。
10日午後2時すぎ、富士山山頂の剣ヶ峯付近で、男性が倒れているのを他の登山者が見つけ、警察に通報。
男性は意識不明の状態で発見され、搬送途中に死亡が確認されました。
こちらは山頂に住み込みで働く方が救助に向かう時に撮影した映像です。
強い風が吹き、数メートル先が霧で見えない状態です。
山頂に住み込みで働く 植田さん
「写真撮影をされていた方が、後ろ向きに滑落されたそうで、足元見ずに1歩下がってしまったみたいで、断崖絶壁のところから、足を踏み外して逆さに背中から落ちたのかと思うんですけど…」
さらに、11日朝になって富士宮ルート7合目付近の登山道で、山小屋従業員から「登山道に男性が倒れている」と警察に通報がありました。
男性は山岳遭難救助隊によって搬送されましたが、5合目で死亡が確認されました。
静岡県警によりますと、11日午前にも高齢とみられる男性が御殿場ルートで遭難し、救助されましたが死亡が確認されました。
10日山開きしたばかりにも関わらず、すでに3人が亡くなる異常事態。
静岡県警は「悪天候では救助を呼んでも到着まで時間がかかるため、無理な登山は避けてほしい」と注意を呼び掛けています。