静岡・沼津市の職員が懲戒免職処分 水増し発注の見返りに業者からパソコンなどを受け取る
水増し発注した見返りに、パソコンなどを受け取った静岡県沼津市の職員が懲戒免職処分となりました。
沼津市教育委員会 奥村篤教育長:「大変申し訳ありませんでした」
懲戒免職処分を受けたのは、市文化財センターの30代の男性学芸員です。市教委によりますと男性学芸員は2019年、市が発注した発掘した出土品の洗浄業務・およそ145万円分を水増しし、業者からパソコンなどおよそ100万円相当の物品の提供を受けたということです。
2023年8月、この学芸員を含む複数の学芸員が、別の業者にカメラなどおよそ85万円分を購入させる不適切事案が発覚。内部調査を進めていく過程で、今回の水増し行為などが明らかになったということです。
男性学芸員は提供されたパソコンなど一部の物品については、私的に使っていたといい、調査に対して「仕事の効率化をはかるためだった」などと話しているということです。
市教委は一連の不適切行為に関わった別の学芸員やその上司・合わせて4人についても、減給や戒告の懲戒処分としました。