前理事長ら2人に執行猶予付き判決 社会福祉法人から7400万円横領した罪 静岡地裁
社会福祉法人から現金を横領した罪に問われた、前理事長の男ら2人に静岡地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
業務上横領などの罪に問われたのは、静岡市清水区の社会福祉法人の前理事長の男(44)と元団体職員の男(52)です。2人は2022年10月から11月にかけて、社会福祉法人の口座から7400万円あまりを横領したほか、法人の役員選任を巡って便宜を図る見返りとして、当時の理事長に2000万円を支払う約束をしたとされています。
7日、静岡地裁で開かれた判決公判で、國井恒志裁判長は「被害額は多額で重大な犯行」と指摘。その一方で「反省の意思を示している」などとして前理事長の男に懲役2年6カ月、執行猶予4年。元団体職員の男に対し懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。