日本平久能SIC周辺 静岡市が再開発の壁になっていた規制を緩和する案を示す

 静岡市が最後のチャンスと期待する駿河区の土地について、市は再開発の壁になっていた規制を緩和する案を示しました。

●根方ゆき乃記者:
「日本平久能山スマートICの南側に来ている。この地区に数年後には大きな商業施設ができているかもしれない」

 会議の議題は難波市長も期待する場所についてです。

●難波喬司市長: 
「おそらくあれだけの規模の再開発、あるいは新しい用地の造成というのは最後のチャンスぐらいの規模だ
と思います」

 およそ47ヘクタール、東京ドーム10個分にも及ぶ広大な土地。9日の会議では、この宮川・水上地区のまちづくりについて、有識者や商業者らが審議しました。

 この地区ではこれまでに市外からの流入や雇用創出のため、大型商業施設の誘致について検討・模索してきました。しかし壁となっていたのが、売り場面積が8000平方メートルを超える建築物を規制する条例の指針です。

 市は会議で条件付きで、最大1万2000平方メートルにまで緩和するただし書きを追加する案を提示しました。

●静岡市商業労政課 横田哲也係長
「これまで静岡市に来られなかった方、また市内から外に買い物に出られている方々が来ていただけるような魅力ある施設があのような場所にできるといいのではないかと考えている」

 市は年内にも整備区画を決める方針で、その後事業者との交渉が動き出すとみられます。