【リニア新幹線ボーリング調査】「できるだけ早い時期に静岡県内の調査を実施したい」JR東海丹羽俊介社長

リニア新幹線山梨工区でのJR東海のリスク管理を、鈴木知事が「順調」と評価した事を受け、丹羽俊介社長は10日「できるだけ早い時期に静岡県内の調査を実施したい」と考えを述べました。

 リニア工事を巡っては5日、鈴木知事が山梨工区を初めて視察。

 地質や湧水の状況を調べるボーリング調査に対するJR東海のリスク管理を、「順調」と評価していました。

JR東海・丹羽俊介社長:
「できるだけ早い時期に県境を越えて、静岡県内の調査も実施したいと考えていて、引き続き山梨県、静岡県をはじめとした関係者の方々との双方向のコミュニケーションを大切にしながら取り組んでいきたい」

 10日の定例会見で丹羽社長は、1日に就任した石破総理についても言及しました。

 JR東海・丹羽俊介社長「石破総理は中央新幹線について、岸田政権で進めた方針を踏襲すると報道で承知している」その上で「プロジェクトに取り組む姿勢は変わらない」と 述べました。

 山梨県から静岡県に向かって進むボーリング調査は、4日時点で県境まで257メートルの地点に達しています。