【衆院選】 週末候補者走る①裏金問題に揺れる  静岡3区&静岡8区

衆院選の投票日まで後6日。この週末、候補者たちは精力的に選挙区を回って支持を求めました。裏金問題に揺れる静岡3区・8区の様子です。

 磐田市や掛川市などを選挙区とする、静岡3区。

 裏金問題で議員辞職した元職の出馬で前回と構図が一変しています。

自民党 新 山本裕三候補
「子どもたちに確かな未来を私はつないでいきたい。私たち今2人の子ども、きょう会場にも来ていますけど、2人の子どもにあなたたちの社会は、未来は暗いから、まあまあ頑張りなさいよなんて、私は言えないです。皆様どうですか?(拍手)。とにかく、今回の戦い本当に厳しい戦いです。ただ、私は皆様のために、そして子どもたちの未来のためにも絶対に勝ちたいと思っています」

立憲民主党 前 小山展弘候補
「今、物価が上がっていくのにその物価と同じぐらいの率で年金上がっていってないですね。年金(生活者)の方々が生活保護よりも少ない収入しかないというケースもあります。だから、そこはちゃんとみんなが暮らしていけるように、まさに1人1人の所得が安定して、少なくとも安心して生活できる。そういう国になっていかないと、私はなかなか個人消費も伸びないし、幸せな国にならないと思うんです」

日本維新の会 釜下由佳子候補
「まずはこの物価高、皆様の生活が一番です。皆様の生活のご負担を少しでも軽くしていきたい。私はそのように心から思っています。自分たちが納めた税金が自分たちに返ってくるように使ってくれる議員をぜひとも選んでいただきたいと思います」

無所属 元 宮沢博行候補
「無所属の良さは国民の皆さんと直接触れ合える。基本中の基本なんだけど、それが自民党の時はできていなかったことがとてもよくわかりました。それも本当の反省です。自民党の政治というものは本当に硬直化していて、国民の皆さんの生活に目が届かなくなっているからそれを改革していかなければならない。改めていかなければならない。その先頭に改めて立っていきたいという決意を固める、いいきっかけになったと思う」

無所属 新 杉村義夫候補
「リニアの問題です。今、静岡県境までボーリングの工事が始まっております。いよいよ(トンネル)工事になりますと、湧き水が出る、溢れ出る可能性は十分にあると思います。非常に大切な水です。どうか大事に、大事に使ってください」

 浜松市の中心部を選挙区とする、静岡8区。

 裏金問題を象徴する選挙区とも位置づけられ、与野党乱立の構図となっています。

自民党 新 稲葉大輔候補
「本当の自民党に戻さなきゃいけない。各与野党公約に掲げています。最低賃金だけ1500円、2000円にしようと。わかりやすく飛びつきやすい政策を挙げた政党もありますが、単純にそれだけやったらどうなりますか。まず、会社潰れちゃうんですよ。経営者は給与、賃金上げたいと思っています。でも、上げられない現状がこの30年続いてきた。だから本気で上げるために国が支援をする必要があります」

立憲民主党 前 源馬謙太郎候補
「自民党は何も変わらない。変わったのは結局石破さんの方でした。だとしたら、今回国民の皆様の怒りの多い、政治とカネの問題、政治不信に、この選挙で私は決着をつけたいと思います。今度こそしっかり政権交代し、国民の皆様の期待に応える。そういう政権を作っていきたいと思いますが、皆さん、いかがでしょうか(拍手)」

日本維新の会 新 寺島瑞仁候補
「新しい技術、これからどんどん生まれてきます。しかし、今の法律が邪魔をして、それを試すことができなければ、それを磨き、皆様と一緒にこの地域で試して、より高い価値を提供することができないんです。この浜松から試せる日本を作ってまいります」

共産党 元 平賀高茂候補
「消費税は廃止を目指して、まずは5%に引き下げましょう。今こそ企業団体献金やパーティー券の全面禁止に踏み出していかなければなりません。本当に無反省な裏金政治に対して、最もよく効く特効薬は、日本共産党の躍進なんです」

無所属 新 加藤順久候補
「私は、自衛隊はちゃんと憲法が認めるものにし、自衛隊の人たちが強い気持ちで国を守るようになってもらいたいと思っています」

静岡8区
静岡8区