去年オープンしたばかりの商業施設が休業に 建物の耐震基準不足が発覚 建て直しも検討へ 掛川市「ミソラタウン掛川」
掛川市で去年オープンしたばかりの商業施設が突然休業に。
その背景にあったのは驚きの問題でした。
大場舞桜アナウンサー 掛川市8日
「掛川市にあるミソラタウンでは、一部の店舗が突然休業や閉店となり、利用者からは驚きの声が上がっています。」
掛川市にある商業施設「ミソラタウン掛川」。
4つある棟のうちの1つ、A棟に目を向けると、店舗の入り口には「閉店」や「休業」の貼り紙が・・・。
施設の運営会社によると、耐震基準が満たされていないことが発覚し、先週木曜に建物の使用が停止となったといいます。
施設は去年5月にオープンしたばかり。
実は、A棟に72本ある基礎杭のうち、少なくとも5本が岩盤の固い支持層に届いておらず、建物の一部が最大14センチ沈み込んでいることが発覚したといいます。
施設を施工した建設会社側は・・・。
建設会社側の説明
「震度5レベルの中規模地震でも建物損傷の可能性がある」
この影響で、A棟で営業していた遠鉄ストアとマツモトキヨシが休業。
無印良品が閉店となりました。
袋井市民 50代:
「本当に閉店(休業)してしまったんだなと思ってとてもショック」
掛川市民 60代:
「せっかく便利になったなと思って1年(程度)しか経ってないので、ちょっと残念ですよ
ね。」
掛川市民 60代
「なんか場所的にいいなと思ったんだけど、残念ですね。びっくりしたね。」
「ミソラタウン掛川」はA棟以外の店舗は通常営業をしていますが、問題となっているA棟は追加の調査の結果次第で解体や建て直しも検討されていて、全て建て替えると少なくとも2年はかかるということです。