「2人の別人格と接触するようになった」と証言 浜松市で親族3人が殺害された事件の裁判
2022年浜松市の住宅で親族3人が殺害された事件の裁判で、被告の男は「警察官を辞めてから2人の別人格と接触するようになった」と証言しました。
元警察官の男(25)は2022年3月、自宅で同居する祖父(当時79)ら親族3人の頭をハンマーなどで殴り、殺害した罪に問われています。
これまでの裁判で男は殺害を否認しています。
12日は弁護側による男への被告人質問が行われました。その中で男は小中学生のとき父親から暴行を受けていた他、殺害したとされる兄からも日常的に暴力や性的暴行を受けていたと証言しました。また警察学校にいたときはそれらの記憶を失っていたとしながらもフラッシュバックで蘇ることがあり、体調不良になることがあったと語りました。
また責任能力を巡って争点になっている「別人格」について問われると、警察官を辞めて2カ月ぐらい後に精神世界で2人の別人格と接触するようになったと証言しました。