男子中学生が人工呼吸器と気管チューブの接続が外れたため死亡 遺族は異常を知らせるアラームを放置したとして看護師らを刑事告訴へ 静岡・島田市

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異常を知らせるアラームを6回放置したということです。静岡県島田市の病院で3月、入院中の男子中学生が医療事故で死亡したとして、遺族が看護師らを刑事告訴する考えを明らかにしました。

 島田市立総合医療センターで3月下旬、意識障害で入院していた静岡県中部に住む男子中学生(15)が死亡しました。

 遺族の弁護士は会見を開き、取り付けられていた人工呼吸器と気管チューブの接続が外れたため、男子中学生が死亡したと説明しました。

 チューブが外れた際に異常を知らせるアラームが6回鳴り、看護師はその音に気付いていましたが、放置したと訴えています。

 弁護士らは来週中にも看護師ら5人を業務上過失致死の疑いで刑事告訴する方針です。

市川裕香弁護士(遺族の心情代読):
「意識の無い息子の病室の緊急アラームが鳴っているのに、それを無視することは考えられません。院長を始めとする管理者の方にはもっと重く受け止めて頂きたいです」

 病院側はアラームの放置を認めて遺族に謝罪しています。
 
 取材に対し「現時点でコメントは差し控えます」としています。