【リニア新幹線工事】地質や湧水状況を調べるために山梨県から静岡県に向かって進めていたボーリング調査が県境を越える

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新たな局面を迎えました。JR東海はリニア工事に伴って、山梨県から静岡県に向かって進むボーリング調査が県境を越えたと発表しました。

 南アルプスのリニア工事に伴い、JR東海は地質や湧水の状況を調べるために、山梨県から静岡県に向かってボーリング調査を行っています。

 JR東海によりますと、20日午前5時半ごろボーリングは県境を越え静岡県内に入りました。

 これまでに管理値を超える湧水の発生はないということです
 
 JR東海は「引き続き、設定した湧水量の管理値と管理フローに基づいて、ボーリング調査を慎重に実施していく」とコメントしています。

 これに対し、鈴木知事は「ボーリングはJR東海との対話で示された予測の範囲で、進捗(しんちょく)していると受け止めている」とコメント。

 その上でJR東海に対し、リスク管理の確実な実施、不測の事態が起きたときの速やかな報告と対応、ボーリングのデータの工事へのフィードバックを求めています。