同郷の阪神・岩崎優に弟子入り!DeNAを戦力外でオイシックス入りの高田「勝負のシーズン」NPB復帰めざす
阪神の岩崎優(33)が16日、地元・静岡市の草薙球場での自主トレを公開した。桐敷拓馬ら左腕4人と捕手・榮枝裕貴の阪神5人勢に交じり、昨季横浜DeNAを戦力外となり、今季オイシックス新潟アルビレックスでプレーする高田琢登(22)の姿もあった。高田と岩崎は同じ静岡市出身。毎年年末のプロ野球静岡県人会野球教室で顔を合わせていることもあり、高田から岩崎に自主トレ参加を直談判。「身近にいい先輩がいたのでお願いしました」と、今回の自主トレ参加が実現した。
高田は静岡商から2020年のドラフト会議で横浜DeNAから6位指名。最速150㎞を超える直球で将来を嘱望されるも1軍登板はなく、去年戦力外通告を受けた。NPB合同トライアウトを経て、オファーを受けたオイシックス新潟入りを決めた。
横浜での4年間で立てなかった一軍の舞台で活躍する先輩サウスポーたちとの自主トレは2週間に及ぶ。高田は「夕食もご一緒させてもらっていますが、ためになる話ばかり。キャッチボールひとつとってもみなさん目的や高い意識でやっている」と目を輝かせる。練習参加を受け入れた阪神・岩崎は「いいボールもある。そのボールをどれだけ確率をあげていけるか、気になるところはアドバイスしている。しっかりいいパフォーマンスを出せれば(NPB復帰の)チャンスはあると思うので頑張ってもらいたい」とエールを送り、駆け付けた阪神担当の記者陣には「オイシックス高田君の撮影はいいですか?夏には阪神のユニホームを着ているかもしれませんよ」とリップサービス。地元のかわいい後輩を思いやった。
今年で23歳となる高田も「今年は勝負のシーズン。来月にはキャンプインもするし、少しでも早くNPBに復帰できるように頑張りたい」と決意を語った。