年末から静岡県内で交通死亡事故が相次ぐ~記者解説

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石田和外アナウンサー:
「ここからは社会部キャップの白鳥記者に聞きます。」

白鳥衛記者:
「よろしくお願いします」

石田和外アナウンサー:
「白鳥さん、静岡県内では交通死亡事故が相次いでいますが、どんな状況でしょうか?」

白鳥衛記者:
「県内では去年11月から交通死亡事故が続いています。今年に入ってからも、16日までに7件の死亡事故が起き、8人が命を落としています。これは去年1月1カ月間の死者数5人をすでに上回っていて、“異常事態”とも言えます。」

石田和外アナウンサー:
「今年の死亡事故の傾向はどのようなものがあるでしょうか。

白鳥衛記者:
「県警交通部の幹部に取材すると、ドライバーの「基本的な交通ルールの欠如」が原因として見えてきました。
こちらは8日に死亡事故が起きた浜松市浜名区の現場です。16日の函南町の死亡事故と同じように、車の進行方向の右から来た歩行者がはねられ、死亡しました。
 こちらは6日に起きた浜松市中央区の死亡事故現場です。中型トラックがセンターラインをはみだして対向車と正面衝突し、相手の運転手が死亡しました。中型トラックの運転手は現行犯逮捕されています。
 いま取り上げた事故は歩行者の見落とし、センターラインのはみだしが原因の可能性があり、交通部幹部は事故原因は捜査中としたうえで、「運転中のちょっとしたことが原因で重大な事故につながるケースが多い」と
注意を呼び掛けています。
 また今年度は交通死亡事故多発警報が1年間に2回発令されました。これは10年ぶりのことです。
 ところが、発令期間中も死亡事故が6件起きました。
 県警幹部は「期間中も死亡事故が減らなかったことに
危機感がある。注意を呼び掛けているが県民にどこまで
浸透しているのか?」と頭を抱える場面もありました。
 運転中の不注意が重大な結果につながる可能性があります。県内で事故が多発していることを自分事としてとらえ、車を運転するときには集中して安全運転に努めることが求められています。

石田和外アナウンサー:
「ここまで白鳥記者とお伝えしました。」