裾野市の私立保育園で女性保育士2人が園児に威圧的な態度をとるなど不適切保育が判明 市長には通報翌日に報告 静岡・裾野市
裾野市の保育園で女性保育士2人が、園児に対し威圧的な態度で接するなど、不適切な保育をしていたことが分かりました。
市によりますと不適切保育に関与していたのは、裾野市立東保育園の年中児クラスの担任と担任補助です。
2人で18人の園児を受け持っていて、大きな声や強い口調で指導していたということです。
市は子どもが描いた絵をばかにするような言動や同じことを何度も問いただすといった行為も不適切な保育として確認しています。
2人は一連の行為を認め、現在はクラスの担当を外れているということです。
今回は通報翌日に報告
裾野市では去年11月、私立さくら保育園で園児への虐待が発覚し、市は各施設に再発防止を呼びかけていました。
さくら保育園の虐待をめぐっては、市長と担当部署の間の連携不足が明らかに。
市の健康福祉部は去年8月、関係者から虐待に関する通報を受けていたにも関わらず、市長に報告していませんでした。
村田市長は9月の時点で退職した保育士が園とトラブルになっていることは認識していましたが、虐待については知らなかったとしています。
市長への虐待に関する報告があったのは、11月下旬でした。
村田悠市長:
「虐待事案に関しては11月28日に初めて知ったというのは事実。それ以前は、組織や人事の内容だと言う認識」
裾野市の幼稚園保育園課によると、今回の不適切保育については通報があった翌日に村田市長に報告し、市長からは事実関係の確認や園児、保護者のケアをするよう指示があったということです。