【リニア新幹線】川勝知事はJR東海と東京電力の協議の開始を見守る方針
動きが加速化するリニア問題について川勝知事は田代ダム案をめぐるJR東海と東京電力グループの協議の開始について見守る姿勢を示しました。
川勝知事:
「実現可能性についてJR東海と東京電力がしっかり話して、中身を全員が共有することがまず大事。最初の一歩でしょ。これは」
ようやく動き出したJR東海と東京電力グループとの協議について、このように評価をした川勝知事。
JR東海は先週、静岡県からGOサインが出たことからトンネル工事に伴う湧水の流出対策として示している「田代ダム案」について、ダムを管理する東京電力グループと協議に入ったことを明らかにしています。
協議開始について川勝知事は「実現可能かがいま問われている」として議論の行方を見守る姿勢を見せるとともに、専門部会で協議する方針を示しました。
静岡県の懸念を話し合う部会は
また、5月末に開かれた期成同盟会の総会で、山梨県の長崎幸太郎知事が提案した静岡県の懸念を期成同盟会のメンバーで話し合う部会は、6月20日に最初の会合が開かれたということです。
県によると静岡県の懸念について40分ほど説明があり、その後は20分間意見交換が行われたということです。
今後、事務局の愛知県が沿線自治体の意見を聞きながら、協議の進め方について取りまとめるということです。
「水」と「盛り土」を今の最大の課題に挙げた川勝知事は…。
川勝知事:
「何とかこれを解決できれば非常に大きな問題が解決できる。 問題を多くの方に共有していただき、それぞれの知恵を借りたい」