日銀短観、3期連続改善も業種によって二極化 宿泊・飲食サービスは全企業が「景気が悪い」 日銀静岡支店

 日銀静岡支店は短観=短期経済観測調査の結果を発表し、業種によって景気が二極化する結果となりました。

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日銀短観、3期連続改善も業種によって二極化 宿泊・飲食サービスは全企業が「景気が悪い」 日銀静岡支店

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 調査は2月25日から3月31日にかけて行われ、県内企業269社から回答がありました。「景気が良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた業況判断指数は、全体でマイナス8で前回12月の調査と比べて12ポイント改善しました。改善は3期連続です。

 製造業全体では機械を中心に、アメリカなどへの輸出が好調で、前回と比べプラス20ポイントと大幅に改善しました。しかし、製造業の中でも食料品は新型コロナの影響で外食が減ったことにより、10ポイントのマイナスとなりました。また宿泊・飲食サービスでは全ての企業が景気が悪いと答えていて、業種によって明暗が分かれる形となりました。

 日銀静岡支店では「好調とされる製造業だが、需要はあるものの、半導体などが供給不足に陥り不安材料となっている。一方、低迷している宿泊・飲食サービスなどではワクチンの登場など期待感もある」としています。