【速報】生活保護費引き下げの取り消し命じる 原告勝訴 静岡地裁
生活保護費の引き下げは憲法違反だとして、静岡県内の受給者らが、静岡市や浜松市などの自治体を訴えていた裁判で、静岡地裁は生活保護費引き下げの取り消しを命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。
訴えていたのは50代から70代までの男女6人です。
訴状などによりますと、物価が下落したことなどを理由に、生活保護の基準額は2013年から3年間で平均6・5%引き下げられました。このため、原告は食事や入浴の回数を減らさざるを得なくなり、憲法が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」を奪われたなどとして、それぞれの自治体に引き下げの取り消しを求めていました。