【スプリンクラー誤作動】楽団側は裾野市の事故調査委員会の最終報告は「不適切」と改めて批判

静岡県裾野市でスプリンクラーが突然作動し、楽団の楽器が水浸しになった問題で、楽団側は市が設置した事故調査委員会の最終報告は「不適切」と改めて批判しました。

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【スプリンクラー誤作動】楽団側は裾野市の事故調査委員会の最終報告は「不適切」と改めて批判

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 去年9月、裾野市民文化センターの大ホールでスプリンクラーが突然作動し、焼津市の楽団「シンフォニエッタ静岡」の楽器などが水浸しになりました。

 裾野市が設置した事故調査委員会は6月、「原因は特定できない」とする最終報告を市に提出していました。

 これに対し、楽団は28日会見を開き、「事故調査委員会は真摯な姿勢で調査に臨んでいない」「原因究明を放棄している」と批判しました。

シンフォニエッタ静岡中原朋哉指揮者:
「そんなにまでしてどうして事故の責任から逃がれなきゃいけないのか。どうしてそんなに逃げようとするのかということがわからない」

 また、楽団側は配管の「漏水量」について、事故調査委員会と楽団などの調査結果が大きく異なると指摘。

 事故調査委員会の結果のみを最終報告に採用していることも問題視しました。

 楽団側は市が申し入れた和解金支払いの協議については応じる姿勢を示していて、今後市民や市議にも説明する場を設けたいとしています。