土石流災害いまだ5人が行方不明 被災者用住宅の申し込み始まる 静岡・熱海市
土石流災害は発生からまもなく1ヵ月を迎えます。
いまだ5人の行方が分かっておらず、捜索活動が続いている静岡県熱海市では、30日から県や市が用意した住宅の申し込みが始まりました。
いまだ5人の行方が分かっておらず、捜索活動が続いている静岡県熱海市では、30日から県や市が用意した住宅の申し込みが始まりました。
現場では30日も行方不明者の捜索が行われましたが、これまでに新たに見つかった人はいませんでした。
土石流では22人が犠牲となっていて、発災からまもなく1ヵ月となる今もまだ、5人の行方がわかっていません。
一方、熱海市では30日から被災者に向けた県営住宅や市営住宅など44軒分の申し込みが始まりました。
自宅が全壊または半壊して住むことができない人が対象で、最長2年間入居することができます。
〇申請に来た人(60代)
「全壊で行くところもないから私だけじゃないでしょうけど、今は抽選を待つだけ」
公営住宅は駅から遠いため、車がないと生活しにくいことや抽選にはずれた場合のことも考えると、不安はつきないと話します。
〇静岡県 星野浩二局長
「それぞれの被災者のご事情もあると思うのでぜひ一歩踏み出すためにも相談に来てほしい」
報告 林輝彦
「国道135号にかかる逢初橋が開通したことを受けて、熱海駅と湯河原駅を結ぶバスが再開になった。
このバスはこれから湯河原方面に向かいます」
国道135号ではおよそ1カ月ぶりにバスが運行しました。
高齢者が多い伊豆山では大切な足となっています。
〇住民(80代男性)
「バス運行しなかったときの生活はどうだったか?」
「家に閉じこもっての生活」
「バス再開はうれしい?」
「そうですね」
〇住民(70代女性)
「お寿司を食べます。久しぶりに。災害があってからずっと家でレトルトばかり食べていた」