【新型コロナ/7月29日】静岡県5523人感染 感染拡大で郵便局も業務休止 県は独自の「医療ひっ迫警報」を発令

静岡県内の29日の新型コロナ新規感染者は5523人でした。病床使用率の高止まりを受け県は独自に医療ひっ迫警報を発令し協力を呼びかけました。

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【新型コロナ/7月29日】静岡県5523人感染 感染拡大で郵便局も業務休止 県は独自の「医療ひっ迫警報」を発令

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 自治体別の新規感染者数です。静岡市が1170人、次いで浜松市が1045人、富士市が479人などとなっています。合わせて5523人で先週に比べて365人少なく10日ぶりに前の週を下回りましたが 過去4番目に多い数です。

 死者は高齢者施設に入所していた基礎疾患のある静岡市の高齢女性ら3人が発表されました。県内の累計の死者数は447人となりました。

 静岡市駿河区の病院で職員・患者合わせて18人の感染が確認され新たなクラスターに認定されました。

 正午現在の病床使用率は中部と西部で75%を超え県全体でも70.3%となっています。直近1週間の感染者数はその前の週に比べて1.49倍です。

 感染拡大で社会インフラに影響が出ています。

郵便局を訪れた人「ちょっとATMやりたいなと思って… 困るね」

浜松市東区の市野郵便局。職員の感染などで25日から業務を休止していて、今のところ再開の見通しは立っていません。

郵便局を訪れた人「市野で同じ町内だから心配になるね 近くまで来たなと思って、コロナが」

医療体制も深刻な状況になっています。

県 感染症対策 鈴木宏幸担当部長「このままでは助けられる命も助けられない状況に陥ってしまう重大性に鑑みまして県として医療ひっ迫警報を発令することと致しました」

 県は、感染状況について国の評価レベル2に据え置く一方で医療体制はすでに対策を強化するレベル3に達しているとして医療ひっ迫警報を発令しました。

 一律の行動制限は設けませんが速やかなワクチン接種や基礎疾患がなくワクチン接種を済ませている人(60歳未満)は重症化しにくいため発熱してもまずは市販薬で対応する事など協力を呼びかけています。