将棋のA級順位戦最終局始まる 最年少での「名人」獲得へ藤井聡太五冠も稲葉陽八段と対局 静岡市・浮月楼
将棋のタイトル「名人」への挑戦権を争うA級順位戦最終局が静岡市で始まり、最年少での「名人」獲得がかかる藤井聡太五冠も対局に臨んでいます。
三浦徹記者:
「浮月楼では将棋の名人への挑戦権をかけたA級順位戦最終局が行われています」
静岡市葵区の浮月楼で始まったA級順位戦最終局。
2日午前9時、勝てば名人への挑戦権が近づく藤井五冠と稲葉陽八段との対局など5局が一斉に始まりました。
A級順位戦は現在、藤井五冠と広瀬章人八段が6勝2敗でトップに並んでいます。
最終局で、一方が勝ちもう一方が負ければ勝った方が挑戦者に。
両者が勝った場合は2人によるプレーオフが、または、両者負けた場合は複数人でのプレーオフが行われます。
1日藤井五冠は他の棋士と共に開会式に出席し、抱負を述べました。
藤井聡太五冠:
「こういった素晴らしい場所で対局させて頂けることをとてもうれしく思っています。今まで通り集中して対局に臨めればと思っています。皆様に最後まで楽しんで頂ける将棋が出来ればと思います。よろしくお願いします」
「将棋界の一番長い日」と呼ばれるA級順位戦最終局は、日付が変わった3日午前1時ごろに大勢が判明する見通しです。