覚醒剤の販売代金を他人の口座に送金させ収益を隠そうとした覚せい剤の密売人を追送検「これまでに100人以上に売った」などと供述 浜松中央警察署

おととし11月から今年2月にかけて、宅急便などを使い計26人に覚せい剤を密売したとして逮捕・起訴されていた男が、他人名義の口座に売上の一部を送金させ収益を隠そうとしたとして追送検されました。

画像: 覚醒剤の販売代金を他人の口座に送金させ収益を隠そうとした覚せい剤の密売人を追送検「これまでに100人以上に売った」などと供述 浜松中央警察署

 薬物犯罪収益等仮装の疑いで追送検されたのは、大阪府の無職の男(56)です。

 警察によりますと、男はおととし11月23日から去年10月末にかけて、合計20人に販売した覚せい剤の代金を、179回に渡り2人の知人名義の口座に入金させ、薬物犯罪収益を隠そうとした疑いが持たれています。

 口座を貸した2人は、男から薬物を購入していた男性だということです。

 この事件を巡っては、これまでに男が覚せい剤の密売人だということが判明していて、顧客7人が逮捕、19人が書類送検されています。

 警察によりますと、男はSNSで知り合い、関係を深めた顧客に対し、アクセサリーなどを装って宅急便で覚せい剤を送付していました。

 その代金は自身の口座や借りた他人名義の口座に入金させ、少なくとも1100万円を売り上げていたということです。

 去年8月に顧客の1人が逮捕されたことで、実態がわかり、警察が男の携帯電話の履歴などから捜査を進めていました。

 警察の調べに対し、男は「これまでに 100人以上に売った」と容疑を全面的に認めていて、覚せい剤の入手経路など全容を解明する方針です。