「意識のすれ違いは完全に解消」リニア県境工事について静岡・川勝知事と山梨・長崎知事の溝は埋まった?

リニア新幹線の県境付近の工事に関してJR東海に協議を求めた静岡県に山梨県の長崎知事が苦言を呈していた問題で川勝知事は26日、静岡市で開かれた関東地方知事会後「問題は解消された」と話しました。

画像: 「意識のすれ違いは完全に解消」リニア県境工事について静岡・川勝知事と山梨・長崎知事の溝は埋まった? youtu.be

「意識のすれ違いは完全に解消」リニア県境工事について静岡・川勝知事と山梨・長崎知事の溝は埋まった?

youtu.be

 静岡市清水区で開かれた関東地方知事会には東京都の小池知事や神奈川県の黒岩知事らに静岡、山梨などを加えた1都9県の知事が出席しました。

 そして今回注目されたのは川勝知事と山梨県の長崎幸太郎知事との対談です。

 リニア新幹線をめぐり県がJR東海に対して山梨県で進むトンネル工事をどの地点で止めるのか協議を求めたことに山梨県の長崎知事が苦言を呈していました。

山梨県・長崎幸太郎知事(山梨県庁 17日):
「われわれ山梨県にひと言の連絡も無く、仮にそういうことを本当に言っていたんだとすると、それは遺憾以外の何物でもないと思います」

 そして26日、川勝知事と長崎知事が報道陣の取材に応じ、休憩時間に2人で言葉を交わしたことを明かし「意識のすれ違いは完全に解消された」と説明しました。

川勝知事:
「山梨工区が静岡県に入っているということでそのことはもちろん山梨県の知事さんはご存じで、ただ両県に関わることなのでお互い連携をもう少し密にしようということで、まずは、お互いの信頼が盤石であることがお互い確認したということがあります」

山梨県・長崎知事:
「我々静岡県さんの立場というのは重々理解をしておりまして水問題についてはぜひ科学的な議論でJR東海を中心に早く解決していただきたいと思っています。(川勝知事と)今後もしっかりとコミュニケーションを密にしていきたいと思います」