17歳の高校生殺害の罪…22歳の被告の母「友達付き合いが原因。交友関係を監督」 静岡地裁浜松支部

 静岡県湖西市の浜名湖で、当時17歳の男子高校生を殺害した罪などに問われている22歳の男の証人尋問が3日、静岡地裁浜松支部で開かれました。

 殺人・傷害・監禁の罪に問われているのは、浜松市中央区に住む22歳の無職の男です。起訴状などによりますと、男は去年2月5日、浜松市の知人の家でフィリピン国籍の男と共謀して、当時高校2年生の17歳を暴行し、車のトランクに監禁、その後川に転落させ殺害した罪に問われています。

 3日の裁判で行われた証人尋問では、男の母と育ての親である男性が出席。男は両親とは同居はせず、知り合いの男性の家で暮らしていて、生活費もその男性が出していたということです。

 証人尋問で男性は「彼は非常にシャイ。自分が甘やかしすぎた。今後、仕事以外は一緒にいるつもり。携帯電話も毎日チェックする」と、出所後も全面的に男の面倒を見ることを主張しました。また、男の母は「今回の事件は友達付き合いが原因。交友関係を監督する」と主張しました。

高校生の遺体が見つかった付近を調べる警察官
高校生の遺体が見つかった付近を調べる警察官