リニア工事の差し止めを求めて提訴 大井川流域の住民100人「水が減少し、農業に影響」 静岡地裁

 リニア新幹線の建設工事をめぐり、静岡県の大井川流域の市町の住民らがJR東海に工事の差し止めを求める訴訟を起こしました。

画像: 静岡地裁

静岡地裁

 JR東海に工事の差し止めを求める訴訟を起こしたのは、大井川流域の島田市や藤枝市に住む約100人の住民らで、午前11時前に静岡地裁に訴状を提出しました。

 住民らはリニア中央新幹線の建設工事によって、大井川の水が減少し農業に影響が出るほか、南アルプスの自然環境が壊れると主張しています。リニアの建設工事を巡っては、静岡県とJR東海の対立が続いていて、県内区間10.7キロのみ未着工となっています。