裾野・村田市長の給料2カ月分を返納する条例案を市議会で可決 保育園の虐待事件の対応に問題
静岡県裾野市の保育園の虐待事件をめぐり、市の対応に問題があったとして村田悠市長らの給料を返納する条例案が市議会で可決されました。
去年12月、裾野市の私立「さくら保育園」で、元保育士3人が園児への暴行容疑で逮捕され、その後処分保留で釈放されました。市は去年8月に園の関係者からの通報で、保育士3人の虐待行為を把握していましたが、公表したのは3カ月後でした。
この対応に問題があったとして、市は市議会2月定例会に市長と副市長の給料を返納する条例案を提出し、3日の市議会で賛成多数で可決されました。
返納額は、村田市長が4月、5月の給料2カ月分合わせて164万円。
及川涼介副市長は4月分の66万円です。
裾野市 村田悠市長:「今後、そのようなことが起きないためにも、自らの処分をしっかりと決め、今後の保育行政に生かしていければなと思っている」