【台風１４号】静岡・牧之原の突風被害２７棟　新幹線は一部で運転見合わせ、本数減　高速道路も通行止めの可能性　/19日午後2時

　大型の台風１４号は山口県付近を北上し、次第に進路を北東に変えてあす未明から明け方にかけて静岡県内に最も接近する見込みです。

　雷を伴った非常に激しい雨が降り、きょう１９日午前６時からの２４時間降水量は、多いところで県内全域で４００ミリと予想されています。東海地方では線状降水帯が発生する可能性もあります。

交通機関にも大きな影響が

西尾梓アナウンサー：「午前１０時のＪＲ静岡駅です。３連休最終日ですが、午後から東海道新幹線の一部減便なども決まっているため、予定を変更している方も見受けられます」

　東海道新幹線は新大阪～名古屋間できょう１９日午後４時ごろから運転を取りやめ、名古屋～東京間でも大幅に本数を減らすということです。

大阪に帰る家族：「１１時台の新幹線に乗って帰ろうと思ったんですけど１本早めて帰ります。もうちょっと、ゆっくりしていきたかったなっていうのはあるんですけど、帰れなくなったら大変なので、また今度ゆっくり来ようかって気持ちです」

静岡に帰省（滋賀在住）：「本当は夕方くらいに帰ろうと思ってたんですけど、新幹線が止まると思ってなかったので、半日早めてということです。（チケットが）なんとか取れて良かったです」

また、ネクスコ中日本によると、東名の大井松田ＩＣ～御殿場ＩＣ、新東名の新清水ＪＣＴ～森掛川ＩＣの間で通行止めになる可能性があるということです。

１８日の牧之原市の突風被害は２７棟

　牧之原市では１８日午後４時前に竜巻とみられる突風が発生。市によりますと、ドラッグストアの外壁の一部がはがれ２人が軽いけがをしたほか、倉庫が倒壊するなど２７棟に被害が出ました。

倉庫が倒壊した住民
「３時４時近くに風がダーッと突然吹いてきて、外出たらあそこのところで舞ってた。物置小屋が。ちょっと泡食っちゃって、びっくりしちゃったんですけど」

Ｑ．今はどんな作業を？

Ａ．「壁の掃除とか、泥とか、朝もここのところ
　掃除したり」

　１９日朝から杉本基久雄市長らが被害状況を確認しているほか、静岡地方気象台の職員も現地調査に入っています。