女性が受けたいじめへの対応は不適切だったのに… 学校関係者らへは口頭での厳重注意のみ 浜松市
浜松市の女性が小中学校時代に受けたいじめについて、教育委員会の対応が不適切だった問題で、市は当時の学校関係者らを懲戒処分ではなく口頭での厳重注意にとどめたことが分かりました。
浜松市に住む18歳の女性が小中学校時代にいじめを受け、自殺を図るなどしました。このいじめを巡って市の第三者機関は、当時の市教委の対応は不適切だったと結論付けていて、女性や女性の家族は当時の担任らが懲戒処分に当たると主張していました。
これに対し市教委は、当時の学校関係者や市教委の関係者を懲戒処分とせず、教育長からの口頭での厳重注意にとどめたということです。懲戒処分としない理由については、不適切な言動や隠ぺいなどはなく市の基準に該当しないためとしています。また既に退職した関係者は対象外で、これまでに市の聞き取り調査にも応じていないということです。