「払い戻しがある」「会社の書類を店に忘れた」…被害額は2件で140万円 静岡県で詐欺電話相次ぐ

 静岡県牧之原市と静岡市清水区で、女性が現金をだまし取られる特殊詐欺事件が相次ぎました。

画像: 「払い戻しがある」「会社の書類を店に忘れた」…被害額は2件で140万円 静岡県で詐欺電話相次ぐ

 29日午後2時50分ごろ、牧之原市のパート従業員の60代の女性の家に、市役所職員を名乗る男から「国民保険料の払い戻しがある。期限が過ぎているが、今なら現金で払い戻す」などと電話がありました。女性は市内の金融機関で、男から携帯電話で指示されるままにATMを操作しましたが、逆に合わせて100万円を別の口座に振り込む形となり、だまし取られたということです。

 また、静岡市清水区でも29日午前10時ごろ、無職の70代女性の家に息子を名乗る男から「会社の書類を店に忘れた。契約に金が必要だが、用意できるか」などと電話がありました。女性は自宅に来た息子の関係者を名乗る男に現金40万円を手渡しました。その後に息子から電話があり、詐欺に気づいたということです。