「ルート変更は考えられない」 JR東海・金子社長がリニアの必要性を改めて主張
JR東海の金子慎社長は、定例会見でリニア中央新幹線の必要性を改めて主張し、ルートの変更は「考えられない」と否定しました。
名古屋市で開かれた会見で金子社長は、東海道新幹線も通る熱海市伊豆山で土石流が起きたことに触れ、災害時のバイパスとしてもリニアが必要だと改めて主張しました。
JR東海
金子慎社長:「今回のような土石流は必ずしも一番心配していたことではありませんが、東海地震などが一番心配。いずれにしても災害に備えて二重系化しておく意味は改めて大きいと思っている」
リニア問題が大きな争点となった先月の静岡県知事選挙のあと初めてとなる会見ですが、結果に関するコメントは避けた上で地域住民の不安を解消するため、工事責任者としていずれ直接説明する機会を設けたい考えを示しました。
またリニアの整備計画は10年以上前に決まっているとし、ルートの変更は改めて否定しました。
JR東海
金子慎社長:「ルート見直しというのは一連の計画を振り出しに戻すことになる。考えられないと考えている」