無許可で盛り土を造成…残土処分会社に罰金100万円の判決 静岡地裁富士支部
静岡県富士宮市の山林に、無許可で盛り土を造成した罪に問われた残土処分会社に、静岡地裁富士支部は罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、富士市の残土処分会社取締役の男は、去年7月ころから知事の許可を受けずに富士宮市内の土地に盛り土を造成しました。
5日の判決で地裁富士支部の西沢諒裁判官は「行政が複数回にわたって盛り土行為をやめるよう指導していたにもかかわらずされた犯行は危険で悪質」などと指摘し、残土処分会社に罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。
残土処分会社取締役の男は、去年11月に県盛土条例違反の罪で起訴されましたが、その後死亡しています。