「角材で男性の頭を殴った」と供述 当初は労災事故として通報 事件の隠ぺいを図ろうとしたか 静岡・御殿場市
静岡県御殿場市の資材置き場で同僚の男性を殺害したとして、建設作業員の男が逮捕された事件で、男は警察の調べに対し「角材で殴った」などと話していることがわかりました。
小山町菅沼の建設作業員の男(26)16日午後8時ごろ、御殿場市の資材置き場で同僚の男性(30)を殺害した疑いで逮捕され、20日朝送検されました。
関係者によりますと、男は警察に対し「男性を角材で殴った」などと話し、作業現場から戻って来た男性を正座させてから、頭を殴ったということです。
消防に労災事故との通報が
白鳥衛記者:
「殺害現場とみられる御殿場市内の資材置き場では、鑑識作業が進められており、ビニールに入れられた角材などが運ばれています」
角材は長さ1メートル、厚さ5センチのほどの大きさでした。
事件のあった夜、現場にいた作業員から通報を受けた消防は、意識不明の状態だった男性を病院に搬送。
おととい午前、死亡が確認されました。
関係者によりますと、当時男は「足場の資材が男性に当たったから救急車を呼んでくれ」と他の作業員に頼んだほか、資材が倒れたと説明したことから、労災事故とみられていました。
しかしその後、事件を目撃した作業員から上司に対し、男が犯行に関与したとする趣旨の申告があり、事件が発覚したということです。
死亡した男性の同級生は
死亡した男性の中学時代の同級生は、学校ではムードメーカーのような存在だったと話します。
男性のの同級生:
「友達が多い方で、10人から15人の大きなグループの中の中心にいるような子でしたね」
男性の中学時代の同級生:
「明るくて社交的なタイプの人柄の人でした」
警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の詳しい経緯を調べています。