1月12日新型コロナ新規感染者過去2番目に多い9189人 「医療ひっ迫防止対策強化宣言」発令へ 静岡県
「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を発令する方針です。
県内ではきょう新たに9189人の新型コロナウイルス感染が発表されました。
1月7日の9475人に次いで、過去2番目の多さです。
先週木曜と比べて3099人多く、7日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
静岡市では新たに2025人の感染が発表されました。
静岡市として過去最多です。
また、新たに10人の死亡が発表され、累計の死者数は1033人となっています。
県全体の病床使用率はきょう正午時点で82.4%。
地域別では中部で89.6%、東部で80.3%、西部で75.4%です。
静岡県感染症専門家会議では
11日夜、県の専門家会議は今後の対応について協議し、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を発令すべきと満場一致で決まりました。
会議終了後、県の後藤参事は―
県健康福祉部 後藤幹生参事:
「政令市でも完全に救急医療が回らなくなり始めていると、救急外来で患者を受け入れきれなくなってきていて、救える命が救えなくなってきているということを強く各病院の先生方がおっしゃっていました。」
県は国との協議を踏まえて、あすにも宣言を発令する方針です。
発令された場合、県民に対して混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出、
大人数での会食などの自粛を呼びかけるほか、
高齢者施設などで抗原検査キットを活用した集中的な検査を推進するとされています。
Q.(強化宣言発令で)県として少なくともこうするというメニューはない?
県健康福祉部 後藤幹生参事:
「行動制限を強く行うことはないと思いますけど、感染リスクが明らかに高いような機会を重症化リスクが高い人はできるだけ避けたほうがいいという意見もございました。県民の皆様への呼びかけについても多く意見をいただきましたので、それを踏まえて具体的にどういった呼びかけをするのか決めたいと考えています」