2日の大雨から一夜明けて磐田市で川の氾濫など静岡県内の被害まとめ
静岡県内では2日から線状降水帯が発生するなど、各地で激しい雨が降りました。磐田市で川が氾濫するなど被害も出ています。
台風2号から暖かく湿った空気が前線に流れ込み、2日から静岡県内各地で激しい雨が降りました。
2日午後6時ごろ 磐田市では敷地川の堤防が決壊し氾濫が発生しました。
濁流が住宅に押し寄せる様子が撮影されています。
3日午前0時までの24時間降水量は、浜松市春野で500.5ミリ、浜松市熊で492.5ミリなど6月としては 観測史上最大を記録しました。
浜松市西区協和町では裏山が崩れて住宅が全壊しました。
この住宅に住む39歳の男性が足を挟まれてけがをしました。
また浜松市北区引佐町でも土砂に住宅が埋まり、住人の30代男性と連絡が取れない状態で消防の救助隊が捜索をしています。
県によると、住宅全壊は1棟、半壊は1棟、床上浸水2棟、床下浸水11棟などの被害を確認しているということです。
また磐田市、袋井市と沼津市の一部地域に避難情報のうち最も危険度の高い「緊急安全確保」が発表されましたが、現在は解除されています。
また、午前10時現在 土砂災害警戒情報が発表されているのは、浜松市や沼津市などです。
続いて交通情報です。JR東海によりますと、東海道新幹線は始発から午前中にかけて、東京~名古屋駅の間で運転を見合わせていますが、正午ごろ運転を再開する見込みです。
また東海道線は 熱海駅~豊橋駅の間は始発から午後3時ごろまで運転を見合わせています。