緊急走行中の救急車が停車していたトラックに接触…80代男性患者は別の救急車で搬送 静岡市
24日午前、静岡市の県道で緊急走行中の救急車がトラックと接触する事故がありました。事故でのけが人はいませんでした。
事故があったのは、静岡市葵区長沼の県道で、午前9時半すぎ「搬送中に事故を起こした」と救急隊員から警察に通報がありました。警察などによりますと、80代の男性患者を搬送していた緊急走行中の救急車が、渋滞のため停車していたトラックを追い抜く際に接触し、いずれもサイドミラーが
破損しました。
救急車に乗っていた男性患者と付き添いの親族、運転手の消防士長(34)と隊員2人のほか、トラックの運転手(70)にもけがはありませんでした。
消防によりますと、患者は事故現場に駆け付けた別の救急車によって、病院に搬送され、容体の変化はなかったということです。
また救急車は、当時サイレンを鳴らし、赤色灯を付けていました。
静岡市消防局は、「傷病者を少しでも早く病院に送り届けなければいけないのにも関わらず、事故によって搬送が遅くなり申し訳なく思っている。こうした事故が二度とないよう、指導を徹底していく」としています。