「まだ注意して生活すべき」「期待感が9割以上」 まん延防止措置が2か月ぶりに解除 静岡県内の反応は…

静岡県内にも適用されていた新型コロナのまん延防止等重点措置は22日に解除となりました。およそ2カ月の間、制約を強いられてきた飲食店からは歓迎の声が聞かれました。

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「まだ注意して生活すべき」「期待感が9割以上」 まん延防止措置が2か月ぶりに解除 静岡県内の反応は…

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 1月27日から県内に適用されていたまん延防止措置は、病床使用率の低下などからきょう解除されました。その初日の朝、JR静岡駅には出張も再開になったのか、大きなキャリーバッグを引っ張るサラリーマンの姿も多くみられました。解除で経済活動が活発になることを歓迎する一方で、感染者は高止まりの状況が続いていて不安はぬぐえていません。

利用客:「(賛成と反対で)半々といいますか、経済活動が冷え込んじゃっているので。解除したいところもありますし、半分半分正直気持ち的には」

利用客(大学生):「医療ひっ迫率も下がってきてはいるんですけど、医療従事者の方も大変な思いされていると思うので、まだ注意して生活していくべきだと思います」

静岡市の繁華街 寿司店では

静岡市を代表する繁華街・両替町。まん延防止措置の期間中は、多くの飲食店が営業時間の短縮や酒類提供停止の要請に応じたことから街からは明かりが消えていました。こちらの寿司店でも午後9時までの時短営業を行っていましたが、きょうからはこれまで通り午後11時までの営業です。午前中から仕込みの作業に追われていました。

Q:どんな思いで準備されていますか?
入船鮨 
川澄真一郎社長:「やっと通常の再開ができるものですからね。スタッフみんなね、喜んでやっています。やっといろいろな種類のネタを色々そろえられる」

お店ではきょうからの通常営業に合わせて、こんな特別なネタも。

入船鮨 
川澄真一郎社長:「やっと再開するもんですから、これ豊洲から取り寄せてきょう届くように」

用意したのは「くじらの刺身」。ショウガを乗せて食べると絶品だと言います。

入船鮨 
川澄真一郎社長:「やっといいネタを色々豊富に揃えられるもんですから、お客さんもこれから喜んでいただけると思います」

 措置が適用されていたおよそ2カ月の間の売り上げは、昼の営業を合わせても通常の半分以下だったと言います。措置が解除となり、早速夜の予約も入り期待感も高まっていますが、まだ気は抜けない状況が続きます。

入船鮨 
川澄真一郎社長:「もう割合は期待感が9割以上でございます。8割から9割ぐらいの状況には戻ってくるのではないかと予測はしておりますけども、まだまだこれから状況がわからないものですから、感染対策とかしっかりしまして、安心してご来店いただけるような風に考えております」

川勝知事は

一方、川勝知事はきょうの定例会見で次のように呼び掛けました。

川勝平太知事:「人口10万人あたりの1週間の感染者数は200人程度というところで推移している 減少傾向にはあるがまだ多いという状況。今後オミクロン株の派生型BA2への置き換わりも予想されているし、たぶんそういう風になるでしょう 警戒を緩めて良い状況ではないという認識を持っている」