【新型コロナ】浜松市で自宅療養中の高齢者が死亡 陸上自衛隊富士学校で新たなクラスター 静岡県41人感染

静岡県内では9日、新たに41人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。県内で初めて、自宅療養中の死者も確認されています。

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【新型コロナ】浜松市で自宅療養中の高齢者が死亡 陸上自衛隊富士学校で新たなクラスター 静岡県41人感染

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 新規感染者は41人で、先週の水曜日と比べ1人増えています。このところ減少傾向にある中、前の週の同じ曜日を上回るのは13日ぶりです。自治体別では最も多いのは静岡市で13人、次いで浜松市が9人などとなっています。

 浜松市の9人のうち1人はクラスターが発生した南区の高齢者施設「グループホームあいの街・芳川」関連で、高齢の従業員です。これで累計の感染者は16人となりました。

 また、県内で初めて自宅で療養していた患者の死亡も確認されました。市によりますと、この患者は高齢者で基礎疾患として高血圧がありましたが、軽症だったため、本人の希望により自宅で療養していました。その後、本人と連絡がとれなくなり、警察が調べた所、自宅での死亡が確認されたということです。浜松市以外にも1人の死亡が確認され、これで県内の新型コロナ感染による死者は143人となりました。

 また、小山町の陸上自衛隊富士学校では、9日までに6人の陽性が判明し、新たなクラスターに認定されました。県は現在、感染状況の判断を国の基準でステージ3としていますが、1週間の人口10万人あたりの新規感染者はきょう9日まで20日間連続でステージ3の目安となる15人を下回っています。

 一方、病床使用率は県西部が42・9%などひっ迫し、県全体では25・9%です。県は、先ほどから専門家会議を開いていて、感染状況の判断などについて議論される見通しです。