清水エスパルス鹿島に敗れ自動降格圏に転落 追いつめられ最終節へ

清水エスパルスも苦しい状況に追い込まれています。おととい6位の鹿島に敗れ、17位に転落。最終節、自力での残留は出来なくなりました。

 J2とのプレーオフ圏、16位のエスパルスはホーム最終戦で6位の鹿島と対戦。
 
 試合の主導権を握ったのはエスパルス。

 まずは12分、3試合ぶりにスタメン復帰のホナウドが強烈なミドルシュートを放つと。
これで得たコーナーキック。山原のボールに合わせたのはチアゴサンタナ!
ドンピシャヘッドも相手キーパーに阻まれます。

 さらに20分、攻撃参加を意識したという山原が、北川とのワンツーからシュート。
残留に向け勝点3が欲しいエスパルスが鹿島を押し込みます。
 
 しかしその後は徐々に鹿島ペース。

 29分、サイド攻撃から鹿島の元日本代表鈴木がヘッド。
ここは、守護神・権田が抜群の反応で守ります。

 それでも、後半11分、鹿島のセットプレーの二次攻撃。
エスパルスの中山がクリアしたボールが鹿島・三竿のスパイクにあたりそのままゴールへ。
不運な形で先制点を奪われます。

 さらに後半35分、再び鹿島のコーナーキック。
決定的なピンチも権田が間一髪防ぎ、追加点を許しません。

 そして、エスパルス1点ビハインドのままアディショナルタイム。
エスパルスはフリーキックのチャンスに、キーパー権田もゴール前に上がりラストチャンスにかけます。この試合で復帰した西沢のキックにチアゴサンタナが合わせますが、キーパーの正面。

 最後まで諦めずに戦ったエスパルスでしたが、試合はこのまま0対1で終了。
エスパルスは最終節を残しJ2自動降格圏の17位に転落しました。

●清水29・山原怜音選手:
「まあまずは、この負けを受け止めなければいけないですし。負けるということは自分たちの課題というか弱さがあったから負けたと思うので。とにかくひとつになることが、全員で意思を統一するというか、同じ方向を向いて、この1週間必ずいい準備をしたい」