テーマは「非日常感」独創的でユニークな石の作品展 静岡・富士宮市「奇石博物館」
一度見たら忘れられないユニークな石アートが静岡県富士宮市で展示されています。
堀優奈アナウンサー
「石にファスナーがついていて、その中には本物そっくりの歯が埋め込まれています。声をあげて笑っているかのようです。」
石の中の目がこちらをのぞき込む奇抜な作品に、タツノオトシゴの標本や貝殻が入った斬新な作品。
富士宮市の奇石博物館では石を加工したユニークなアートがおよそ30点展示されています。
様々な国の本物のコインやファスナーを使った“独特なビジュアル”にお客さんも興味津々です。
東京から70代
「よく作るな~という感覚で(笑)どうやって作ったんだろうなっていうところをわたし考えちゃうわけですよ。」
東京から80代「いや~、刺激的。作者の方に会ってみたいなと思った(笑)」
制作したのは長野県出身の伊藤博敏さん。
松本市で石材店を営みながら彫刻家としても活動しています。
手がけた作品は海外でも高く評価され、アメリカやフランス、オーストラリアなどでも個展を開催。
中には、「硬い」「重い」といった石のイメージとはかけ離れた「軟らかく」「軽そう」に見える作品もあるといいます。
奇石博物館 春原健壱学芸員
「ハムのように見えたり、フォアグラのように見えたり、見る人によって見方が変わる作品になります。」
伊藤さんが大事にしているのは“非日常”を感じられる作品づくり。
「ただの石ころ」でも こんなにおもしろくなる。
そんな思いを込めています。
奇石博物館 春原健壱学芸員
「アート作品から石をより親しんでもらえればと思っております。」
遊び心がたっぷりつまった石のアート展は、9月23日まで開催されています。
